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2007年12月19日

回転マンタ・スクリプトの総括(番外編)

これで最後ですが、今回の製作時に気が付いた点、困った点等を番外編としてまとめておきます。

1.販売モードの問題
 回転マンタは当初次の2タイプでの販売を考えていました。
 ・「編集不可」「コピー不可」「再販可」
 ・「編集不可」「コピー可」「再販不可」
 ところが様々な制約の関係上、可能となったのは次の2タイプでした。
 ・「編集不可」「コピー不可」「再販不可」
 ・「編集不可」「コピー可」「再販不可」

 回転マンタ・スクリプトの総括(番外編)

 ところが、表示上は上記の通りなのですが、実態はまた違うのです。
 詳しく書くと、
 ・回転軸オブジェクト:「編集可」「コピー可」「再販不可」
 ・回転軸スクリプト :「編集不可」「コピー不可」「再販可」
 ・コンテンツ内マンタ:「編集可」「コピー可」「再販不可」
 ・マンタ内スクリプト:「編集不可」「コピー不可」「再販可」
 と設定されています。結果として総合では「全て不可」になる訳です。
 「編集不可」「コピー可」「再販不可」タイプはスクリプトも同じ設定にするから、総合でも同じタイプになります。

 この辺のモード設定は、けっこう悩ましいです。良くあるのは、オブジェクトの設定とコンテンツ内のテクスチャとかスクリプトの設定が違っていて、思うようなモードにならずに販売してしまったとか・・・気をつけましょう。

 で、結局回転マンタは再販可能バージョンが作れなくなってしまったのです。これはけっこう痛い結果です。プレゼント品としては使えないと言う事ですよね。基本的には再販可能モードが一番望ましいと思っていました。不要になったら、誰か欲しい人にでもプレゼントして、長く使ってもらいたかったからです。
 その希望は敢え無く消え去りました。。。

2.編集ができてしまう問題
 実態はオブジェクトの編集ができてしまいますから、次のような問題が発生し得ると言う事です。
 ・オブジェクトサイズの変更
  これはリンク距離にも関係してしまいますから、スクリプト内で強制的に最大サイズにしたりしてますが、それでも変えられる事にかわりは無いです。
 ・コンテンツ内の変更ができてしまう。
  スクリプトは「編集不可」ですから、スクリプトを書き換えられる心配はありません。しかし、スクリプトを削除する事は可能です。そして、別のスクリプトを入れる事も可能です。
  この辺に関して、どう考えるか?悩みどころです。

3.リンク解除やリンク追加なんてのもできちゃう。
  編集可能だから、リンクの追加や解除なんてのもできてしまうんですね。

 回転マンタ・スクリプトの総括(番外編)
 
 回転中のマンタに、更に別のオブジェクトをリンクさせるとか。。。まあ、別にいいじゃん!と言えばそれまでなんですが・・・
 ちなみにリンクの解除をすると、マンタは自動的に消滅してしまいます。
 その際、回転軸は透明化されたままなので、一見全て消えてしまったように見えて、けっこう慌てるかもしれません。
 あ~。。。そう言うのにも対処しておかないと駄目かな~。。。どんどん面倒な事が増えていく。

 そして、姑息な手段ですが、現在の仕様の場合、マンタの中の消滅スクリプトを削除してしまって、リンクを解除すると、マンタ単独のオブジェクトが手に入ってしまいます。
 もっとも「再販不可」だから、そうなっても別に構わないと言えば構わないのですが・・・でも、知らない所で、違う使い方されているのは、ちょいと気持ちが悪いかも?

 この辺はSculpted Dolphins Shopのイルカとオルカも同じです。実際に試してみたら、オルカのオブジェクトが単独で手に入りました。
 が、Sculptedのアニメーション部分は動作しなくなってしまいます。それが動けば、自分のフリー・ムーブ・スクリプト入れて泳がせようと思ったのに・・・一応先方も色々考えて対策しているみたいですね^ ^;

4.マンタのリンク距離に関して
 これがちょっと不思議だったのですが、βグリットと本番とでは少し違いました。
 マンタのサイズ別最大リンク距離は以下のようになります。
           β   本番
 Super Big 29m  27m
 Big       26m  29m
 Middle    24m  28m
 Small     21m  24m
 βグリットの方がマンタの大きさによって距離が伸びており、予想通りの数字だったのですが、そのまま本番で試すと、SuperBig以外は距離が伸びて、SuperBigだけは縮んでしまいました。結局は両方の値を参考に最大可能距離を決めましたが、この辺はSIM環境にもよるのかも知れないので、もう少し追加調査もしてみたい気がします。

と言う事で、簡単と思って始めた回転マンタは、このように厄介な状況を引き起こし、更には途中でリンデン社のサポートまで巻き込んで大騒ぎした事件も引き起こし(自業自得だっちゃ)、いまだに販売するかどうかも決めかねている状況です。
まあね、スクリプトに関しては色々と勉強できたことだし、この経験はきっと今後の物作りに役立つであろう。。。
そう思って、締めくくりたいと思います。

しかし、回転マンタは売るかな?って売れるかな?どうしよう?
まだまだ悩みは続く・・・


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